卒 業
見慣れた景色 永遠に続くと感じていた退屈な日々
  終わるなんて 想像できなかった

明日僕らはここを旅立つ   仲間(とも)とふざけあった教室
ボールを追いかけたグラウンド  全てが思い出へと形を変えてく

舞い散り が吹き抜ける
それぞれの夢に向かって  それぞれの道へと歩き出す
夕日に染まるグラウンド  夕闇が校舎を包む
もう会えなくなるなんて思いたくないよ

窓から見えるあのも こっそり壁に書いたこの落書きも
いつかきっと忘れてしまうだろう

今日僕らはここを旅立つ  夢を分け合った友達
押し込められた教室の中で  いつまでもこの仲間と笑っていたかった

季節外れのが舞い溶けてく   まるで僕らの旅立ちを  惜しむかのように降り注ぐ
あっけなく過ぎた歳月  このまま続いて欲しかった   溢れる涙を止めることなんてできない

今日で全てが終わってしまうなんて 考えたくもなかった
時は無情にも過ぎて 別れの時が近づいた
この時間が終わっても  ここで過ごした時間は かけがえのない宝物
2005.1.15
photo by  君に、