Rouge
貴方の好きな長い髪  近づけるように努力したわ  化粧の仕方も仕草も  全て完璧 貴方好み

貴方の隣は私の指定席  勝手に期待してた馬鹿な私

本当は気づいてた 貴方の左手薬指   気づかないフリしてた きらりと光るその指輪
貴方が望むものが 例え身体だけだとしても  私は構わない ただ貴方の傍に居たかった

会うのはいつも深夜の車内
薄暗いバーで2人飲むのは  貴方が好きな赤ワイン  苦手な私も飲めるようになったわ

不意に指輪を触る貴方の癖  気づいてたわ 心は此処にないと

唇重ねる度 募る貴方への想いは  抑え切れないほど 強く鮮明になってく
貴方にとっては遊びでも私にとっては本気の恋  振り向かせたいの
愛してるのは貴方だけ


いつか貴方との別れが来るとするならば  貴方がくれたこの真っ赤なルージュを使い切ったとき
いつまでも貴方の傍に居られないと分かってる
笑って「サヨナラ」するわ 残された時間はあと少し

2006.10.31
photo by  Alice