月明かり

孤独を知ってる君は『怖い』と泣いた
素直に泣く君をどんなにうらやましいと思っただろう
辛い事があまりに多すぎて僕の心は泣く事を忘れた

眠れない夜を幾度越えただろう
暗闇が全てを飲み込んで 朝が来ないと怯えた

夜風は君の涙を乾かし 月明かりが君を包む
夜の闇が君を連れ去りそうで 君を壊れるほど抱き締めた

君は一人じゃない  僕がずっと傍にいる
泣きたい時は傍で君を支える  嬉しい時は傍で笑ってよう

月明かりはこんなにも優しい  ずっと君を照らし続ける

朝は必ず来る   そう信じて今夜は休もう
月明かりの下で
2004.11.21