020:おやすみ
穏やかに眠るアナタは まるでまだ息をしているかのようで
起こせば起きるような そんな気さえさせる

暖かかったその手は いつしか熱を失い
握り締めても もう二度と握り返してはくれない
アナタはもう二度と その瞳を開かない

願うのは アナタがただ安らかに休めるようにと
もう苦しむことがないという事実だけが ワタシの救い

だからゆっくり休んでね。

また逢う時までおやすみなさい。


2006.7.17
photo by  White Garden