050:声を聞かせて

あたしを置いて逝ってしまったアナタの声。
今はもう思い出せない。

お願い。を聞かせて。

そう願っても 二度とは叶わない。

分かっていても ただしくて
涙が一筋 頬を伝った。
2006.8.4
photo by  塵抹