Deep past

はらはらと舞う雪が アスファルトへ消えてゆく   あの頃貴女と見ていた夢 今もまだ捨てられずに
いっそれてしまえばいい 呟いた声かき消され   季節が移り変わっても 僕はまだ動けぬまま

過ぎてゆく時間の中 貴女の想い出だけが   今もまだ色鮮やかに 脳裏に焼き付いてる

貴女が生まれた日 二人で祝った   あの頃はもう戻っては来ないけど
一つだけ言える確かな事   これからもずっと貴女だけをしてる

吹き付ける北風が 僕の心凍らせる   溶かしてくれる貴女の腕はもう届かない
いっそえてしまえばいい 貴女が居ないのならば   見つかるはずのない 貴女を探し続けて

気づいてたハズだった 貴女の心の中   気づかぬフリしてた 心に鍵をかけて

僕が生まれた日 二人で祝った   あの頃はもう戻ることはない
「サヨナラ」と去り行く貴女の背中   止められずに ただ立ち尽くしていた

今年もやって来る 2人のBirthday   もう二度と2人会えないけれど
一つ増えた蝋燭 吹き消して   2人の想い出に をかける

2005.12.26
photo by  M's Gallery