イルミネーション
降り続いた雨が 雪へと変わる頃   ふと君のことを 頭に思い描く
静かに燈る 街の明かりが囁く   戻ることはない 君との時間

あの日君を守れなかった後悔だけが胸に残る   待ち望んでたはずの朝 君は深い暗闇の中へ

君を守ると誓った 約束果たされぬまま   心をみ続ける 醒めることないnightmare
君の温もり探して 僕は一人街を彷徨う   君との思い出が溶けて 消えてしまうその前に



賑わう人波 掻き分けながら   君と待ち合わせしたあの場所へと急ぐ
色づく街並 優しく包み込む   来るはずのない君を ただ待ち続けた

ひらひらと舞う粉雪が 熱い頬を冷やしてゆく   本当は分かってるんだ もう君が戻らないこと・・・

繋いでたはずのこの手 いつの間にか解けて   差し出した掌の上 舞い落ちる雪が溶ける
優しく燈る街の灯 まるで君からのmessage
あの日から進まない 僕の時間をかした

ずっと傍に居ると誓った約束果たされぬまま   いつまでも君だけを待ち続けてるevery day
愛しい君の残像 人波の中見つけては   伸ばした手届かずに 一筋の零れた


2005.11.17
photo by  Photo Material 7Style