自転車
2004.11.14
君を後ろに乗せ 漕ぎ出す自転車  風を切って 海岸沿いを走る
潮の香 眩しい太陽 夏の匂い

このまま君とどこまでも行けそうな気がして
僕の体に絡まる君の腕をしたくなくて  めいっぱい自転車を漕いだ

陽の光が反射して きらきら光る水面みなも
君の白いワンピースが いつもより君を輝かす   太陽の光が 君の白い肌を照らす

君のはしゃぐ姿に見とれていた  君の笑顔を見る度 胸が高鳴る
君を離したくなくて 後ろからきしめた
君はきっと驚いたろうね
回した腕に優しく触れる君の手が冷たくて  僕の熱した体を癒してくれた

夏の日 君と2人乗りした自転車  この先 どこまでも君と走ろう
季節は移り変わっても と2人で  自転車をぎ出そう


         

photo by  Art-Flash